あなたは、どのような水を「おいしい」と感じますか?
「おいしい」の感覚は人それぞれ異なるので一概にコレだ!とは言い切れません。
日本は水に恵まれているので水道水も安全に飲めると言われています。しかし、それは本当にそうなのでしょうか?
実は昭和59年に美味しい水の基準をまとめるために「おいしい水研究会」が設立されました。この「おいしい水研究会」でまとめられた、おいしい水の条件とは一体どういったものだったのでしょうか。
おいしい水を使ってお料理をすると、お米などのツヤもよくなり、食事がさらに楽しいものになっていきます。
水質に不純物の味、ニオイがしないこと
水道水には、川の水に生息する微生物除菌のために残留塩素をしようしています。
この残留塩素が水道水独特のカルキ臭のニオイの原因、味の原因になっています。
人間は嗅覚で味を判断している部分もあるのでニオイが強くなってしまうと「おいしい」とは感じにくくなってしまいます。
しかし、日本では残留塩素の使用量を定められているので、体に急激な害を与えることはありません。
おいしい水の条件は、不純物などの味やニオイが感じないものが絶対条件です。
水にミネラル分がバランスよく含まれていること
水の中に含まれている不純物を全て取り除けば「おいしい水」になるとは言えないのです。
水に含まれているカルシウムやマグネシウムはおいしい水の必須条件。バランスよく含まれていると、なんとも言えないおいしい水になるのです。
水がほどよく冷えていること
水が冷えているとおいしい印象があります。しかし、キンキンに冷えてしまっている状態になると舌の感覚がマヒしてしまい、せっかくミネラルのバランスが整っている、おいしい味のする水を味わうことが難しくなってしまいます。そのため、おいしい水の適正温度は10度~15度とされています。
水質の硬さがやわらかいこと
水には硬さがあります。硬水は、一時期日本でも健康に良いとされて流行しましたね。しかし硬水を飲むと喉に一回引っかかる感覚があり、飲みづらいです。
日本の水は軟水のものが多く、喉通りもいいため、「おいしい水」には軟水が適しているとされているのです。
水に含む遊離炭酸のバランスが整っている
遊離炭酸というのは、水の中に含まれているガスのことです。
この遊離炭酸は、水にまろやかさを与え飲みやすくしてくれます。遊離炭素が強くなってしまうと炭酸水の様に刺激が強くなってしまうので、強すぎず弱すぎず、バランスのとれた水がおいしい水の条件です。