浄水器は、水道水をキレイにしてくれる機械。というのはご存知の通り。
しかし、あなたは浄水器って、どのようにして水道水を「おいしく、安全に使用できる水」に変えているかご存知ですか?
仕組みをわかることによって、より安心して浄水器の水を利用することが出来ます。
それでは、初心者の方でもわかるよう浄水器の仕組みを詳しくご紹介していきたいと思います。
浄水器はどうやって水をキレイにしているのか
浄水器にはカートリッジが必ず入っています。
カートリッジの中を水が通り抜けることによって不純物が取り除かれ、おいしく安全な水になります。そのカートリッジの中に、さらにいくつかのフィルターが入っていて、重なったフィルターを水道水が流れることによって、フィルターがそれぞれの強みを生かし浄水の役割を果たしてくれるのです。
それでは、フィルターそれぞれの役割を詳しくみていきましょう。
活性炭フィルター
活性炭フィルターというのは、空気清浄機、エアコンにも使われている空気中の有害な成分を除去するものです。
浄水器に使用されているのは、この活性炭を粒状にしたもの。
活性炭には液体に混ざっている不純物を吸着してくれる働きがあるため、水道水に混ざっている不純物(主に塩素)を吸着しクリアな水をだしてくれます。
また水道水独特のカルキ臭も軽減してくれます。
中空糸膜フィルター
中空糸膜は特殊な技術を使い、薄い膜をストロー状にしたものです。中空糸膜フィルターはそのストロー状が何本も重なっています。
中空糸膜フィルターを通り抜けると、活性フィルターで取り除けなかった、赤さび、細菌などキャッチし取り除いてくれるフィルターなのです。
ひとつの難点は熱に弱く、カートリッジの寿命が早く来てしまうという点です。
セラミックフィルター
今注目されているセラミックフィルターは、除菌能力が高いといわれています。
中空糸膜フィルターよりも細かなサブミクロンの微細孔が均一に並んでいるもの。なので、空中糸膜フィルターなどで取り除けなかった微生物や細菌もキレイに除去してくれるので、高い除水効果が期待できます。
また、中空糸膜は熱に弱いとされているのに対して、セラミックフィルターは熱に強く退化しにくく、カートリッジの交換頻度を少なくしてくれます。